読んだ本や観た映画について個人的な感想をだらだら語る日記

とにかく読んだ本や映画の感想を垂れ流してます。いいところも悪いところも語るので時に辛口のときもあります。

東京Doll

東京Doll 著:石田衣良

ゲーム業界を描いた作品。主人公MG(マスターオブゲーム)が最高のモデルの少女と出会い交流していく物語。
石田衣良先生の作品を読むのはこの作品がはじめて。なぜこれを選んだのか、自分でもよく分からない。
ストーリーだけ追えば、さして起伏のない展開が続き、中盤辺りからジリジリと追い詰められるような展開になる。
その割に最後はさほどカタルシスもないというもので特に面白いということもない。

しかし巧みな描写やお洒落な世界観などは読者をグイグイ引っ張る力がある。
ちなみに過剰に描かれている性描写はさほど巧いというほどでもない。

ストーリーはさておきこの描写力は読み応えがあり、著者の他の作品も是非読みたいと感じた。